創造性育成を目指す物理教育の開発と実践
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概要
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前稿において筆者は,創造的発想力を育てるために,自然科学の手法と創造的発想法を組み合わせた「科学の基礎」を必須の科目とすることを提案した。提言の一部は,学説の形成過程に重点を置いた「理科基礎」として具合化された。その後,筆者は物理の体系的知識を把握させるために,創造的発想に着目して学説の形成過程をたどる展開を,全分野に拡張した。さらに,学習者に「ひらめき」を体験させる課題と,創造的発見者が行った実験の追体験をさせる「なってみよう実験」を取り入れた新しい指導法を開発して実践した。その結果を報告する。
- 日本物理教育学会の論文
- 2002-12-20