高校教育における物理の役割について : 和音について(北海道支部特集)
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概要
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物理とは,書いて字のごとく「物(もの)の理(ことわり)」を示す教科である。しかし,今日の物理の教科書では身近な現象についてはあまり深くは追求せず,単純化された現象を数式で表すという形が多く見受けられる(1Aは違うが)。そのため,物理は難しいと敬遠されがちなのが現状である。そこで,より高校生に馴染みの深い分野:音楽のうち,和音についてより深く追求し,さらに,物理は難しいものという概念を打ち崩そうという目的で授業を展開したところ,生徒は予想以上に興味・関心を持ち,かなりの教育効果があったので,ここに報告する。
- 日本物理教育学会の論文
- 2000-12-01