『新科学対話』の運動法則による振り子の周期の近似計算 : 微小斜面の落下時間を用いた単振り子の振幅と周期の近似解析
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概要
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単振り子の振幅と周期の関係を厳密に解析するには高度な数学的知識が必要であるが,円弧上の微小斜面の落下時間の和を単振り子の1/4周期の近似値としてパソコンの表計算ソフトを用いて計算することで容易に精度の高い単振り子の周期を求めることができる。パソコンに入力する計算式はガリレオの「新科学対話」に記述された斜面上の運動法則と三角比の値を用いることにより,簡単に単振り子の周期と振幅の関係を求めることができ,高等学校の「理科基礎」や「課題研究」などに応用が可能である。
- 日本物理教育学会の論文
- 2001-09-20