「蹴上がり」の動力学
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概要
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懸垂運動の基本「蹴上がり」が動力学的に解析されている.体操の選手が鉄棒に懸垂した状態から,鉄棒の上に苦も無く一振りで上がる秘密は,身体の慣性モーメントを最小値に移すタイミングの把握にある.そこでは角運動量の保存が成立する瞬間を利用して,最小の慣性モーメント,最大の角速度を得た回転が行なわれていることが計算によって示されている.
- 日本物理教育学会の論文
- 1987-03-10
懸垂運動の基本「蹴上がり」が動力学的に解析されている.体操の選手が鉄棒に懸垂した状態から,鉄棒の上に苦も無く一振りで上がる秘密は,身体の慣性モーメントを最小値に移すタイミングの把握にある.そこでは角運動量の保存が成立する瞬間を利用して,最小の慣性モーメント,最大の角速度を得た回転が行なわれていることが計算によって示されている.