高校入試問題にたいする高校生の正答率
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概要
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高校1,2,3年生各90名に,昨年実施された公立高等学校入学者選抜学力テストの理科の問題の解答を求めた.この成績を,この高校を志願して入試を受験した中学3年生の成績(入試の選考資料)と比較した.問題の数は物理,化学,生物,地学の領域から各2問ずつ,計8問であったが,どの領域に対しても最も高い正答率を与えたのは中学生または高校入学直後の1年生であって以下2年,3年と学年が進むにつれ低いそれを与えたという結果を得た.中でもこの傾向が最も顕著であったのが地学であり,それに続くものが物理であった.
- 日本物理教育学会の論文
- 1981-12-10