教育用X線回折装置の開発とその応用 : デバイシェラー法による格子定数の測定
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概要
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X線の結晶による回折現象は,原子物理学の教育において極めて重要な問題であり,その実験データは多くの教科書に載せられているにもかかわらず,学生実験にいたっては記された書が誠に少ない.これは,この実験が,高電圧や,X線漏洩による傷害等の危険を伴うこと,また実験装置が学生実験用としては高価に過ぎること等の問題を有していたことに起因するかとも考えられる.そこで著者は,これらの欠点を除いて,学生でも安全に取り扱いができ,しかも低廉に製造できるX線回折装置を開発した.本稿ではこの装置を用い,デバイシェラー法によって,アルミニウムと銅の格子定数を測定した結果について報告する.
- 1982-05-25
著者
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