手作業とくに波形定規を活用した波動の指導法
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概要
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波動の指導には,実際に波動をかかせて授業展開をする場合が多く,この方が効果的であることは実践報告の多いことで分かる.これは,波動の特性からみて当然のことといえる.しかし,波動全般にわたるこの手法の指導法は,理想的であっても,現在の限られた授業時数の中では困難なことである.東京都物理部会専門委員会(略称PEC)では,昭和51〜54年にわたり,多様化した生徒達に物理を好きにさせ,理解させ,体得させる道を模索した.波動分野では手作業による体系的な指導法を取り上げた.作図作業を積極的にとり入れ,参加校の教師が実践でき,それらの評価法にも工夫ができ,その集計結果が逆に自校や自身の授業法の改善に役立てうる方法としてまとめたものである.特に,波は理想波を考え,手作業には波形定規の活用を目論んだものである.
- 日本物理教育学会の論文
- 1981-02-28