『わかる物理授業』への取り組み
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高校の物理授業を理解し易くし,定着化させる方法として実施してきたことを紹介する。私の試みは,『授業でのプリント学習・賞テスト』と『家庭学習』を連動させ,学校と家庭間の学習をサイクル化することにある。また授業の説明について,具体的数値を用いて物理現象をイメージ化させ,次いでそれを一般化する教材を開発してきた。更に,多様な生徒に対応するために試みてきた『生徒-教師』間のラポート形成に有効と思われる実践例を紹介する。その結果として,理科I物理分野についての生徒のアンケートによると,この授業に「良かった」と答えた生徒は85%に達し,「従来の授業形態にしてほしかった」と否定的な生徒はわずかに3%であった。
- 日本物理教育学会の論文
- 1991-09-10
著者
関連論文
- わかりやすい教科書展開の一提案(教科書作成過程の実状と改善の方向)
- わかりやすい物理授業法の研究(B 授業改善、調査研究インターネット,北海道支部特集「実践からの提言」)
- 『わかる物理授業』への取り組み