高校物理における「場」の学習意義
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概要
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電界を「電気的エネルギーをもつ空間」と定義できるかどうかを検討する。2点電荷に着目し,その合成電界を電界エネルギー密度の式にあてはめて全空間で積分する手法で,電界の全エネルギーは,それぞれの電荷のつくる電界の自己エネルギーと,2点電荷の相互作用によるポテンシャルエネルギーの和になることを示す。このことから,電界は物理的実体であるといえる。そこで高校物理の教科書に,電界の概念を説明したうえで「電界がエネルギーをもつ」と補足的説明を加えることの是非を考察する。
- 日本物理教育学会の論文
- 2009-06-10
著者
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