日常生活行動を強化因子とした自己モニタリングの効果の検証-看護師の注射業務の確認行為に焦点をあてて-
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概要
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医療事故は後を絶たない現状にあり,確認不足などの事故を未然に防ぐ事が看護師一人ひとりに求められる。そこで日常生活で自己モニタリングを強化するトレーニングをし,トレーニング直後と4 ヵ月後に注射業務における確認行為が高まるかアンケート調査をした。その結果トレーニングによって自己モニタリングは高まり確認行為は確実になるが,その効果は4 ヵ月後には低下傾向を示した。初めの段階で自己モニタリングの低い者は明らかに高まり,4 ヵ月後も自己モニタリングは高い傾向を示し,トレーニング効果は大きかった。対照群により,アンケートが結果に影響を与えない事を証明できた。
- 2010-01-31