多発性硬化症患者の語り分析から考える心理援助
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
問題や疾病を抱える人たちが求める心理援助とはどのようなものか。この素朴な問いへの答えは,彼らの観点に立ち,彼らの体験に直接問いかけるなかから明らかになっていくものであろう。本研究では,既存の援助理論に依らず,多発性硬化症という難病患者の語りそのものを,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を用いて分析を行い,患者自身に役立つ心理援助のあり方について考察した。その結果,次のことが示された。(1)ビア(同疾患患者)の存在が患者の情報機能として役立っている。(2)家族や医療従事者など周囲の人たちとの関係性の変化が,患者の病い経験やその意味づけに影響を及ぼしている。(3)患者の主体性を尊重することが重要である。
論文 | ランダム
- 果樹ゲノムの研究の新しい展開(19)カンキツの突然変異の解析
- 果樹の新技術・新発見(87)ゲノムスキャニング法による温州ミカン遺伝子構造の系統間差の検出と生理研究への利用
- 脳梗塞,心筋梗塞さらに脳動脈にpseodoanenrysmを合併した左房粘液腫の1例 : 日本循環器学会第125回関東甲信越地方会
- 境界層のパラメタリ-ゼションを精密に扱った数値モデルによる気団変質のシミュレ-ション〔英文〕
- In Vitro Colony Assayによる婦人科悪性腫瘍に対する制癌剤感受性試験の基礎と臨床応用について