孤立した高齢者の死に関する一考察
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概要
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孤立死は、高齢者に限らず現代日本が抱える社会問題である。この孤立死が注目され始めたきっかけは、阪神淡路大震災における仮設住宅で、「誰にも看取られず」に亡くなった人が多いことであった。それ以後、一人暮らしの人の孤立死報道もあり、各地で孤立死の検討が始められた。そこで、県警察本部や社会福祉協議会の協力を得て、民生委員・児童委員の活動ならびに孤立死の実態調査を行った。今回の調査結果から得た結論は、地域における生活支援を充実させることが、孤立死を防止するために最も有効な方法だということである。今後、地域の生活支援を充実させる具体的な施策を、官民一体となって議論していくことが望まれる。
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