宇宙用液体潤滑玉軸受の性能とアウトガス特性
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概要
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3種のフッ素化ポリエーテル油及び1種の合成炭化水素油を含浸した保持器を組み込んだ軸受の寿命試験を真空中で行った.また、これらの潤滑油を含浸させた保持器、及び金属容器に入れた潤滑油からのアウトガスを、温度を変化させ4重極質量分析計を用いて測定した.合成炭化水素油で潤滑された軸受は、10,000時間以上の長寿命を示し、アウトガス特性も良好であった.フッ素化ポリエーテル油で潤滑される軸受は、摩擦トルクの変化と潤滑油の劣化が関連づけられることが、摩擦トルクとアウトガスデータの解析からわかった.アウトガス試験からフッ素化ポリエーテル油が劣化した際には固有のアウトガスが発生することを確認した.
著者
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鈴木 峰男
宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部
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松本 康司
宇宙航空研究開発機構宇宙先進技術研究グループ
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松本 康司
宇宙航空研究開発機構 総合技術研究本部
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鈴木 峰男
宇宙航空研究開発機構
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鈴木 峰男
宇宙航空研究開発機構宇宙先進技術研究グループ
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PRAT Philippe
宇宙航空研究開発機構 総合技術研究本部
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