本稿は清朝時代に於ける所謂廣東貿易時代に於て、最も特種なる制度である行商、即ち外国人の云ふHong Merchantsの外交上・經濟上の意義・職能並にその起原・變遷に就いて述べて見たいと思ふ。而して又これと關聯して、「公行」即ち外人の云ふCo-hong.十三洋行或は十三行に就きても言及せんとするものである。
慶應義塾大學文學部