昨年六月二十五日より同二十七日まで開催された日本諸學振興會第三囘歴史學会に於て私は右の如き題の下に發表を行つたのであるが、當時時間の関係上言ひ足りないところがあつた。そこで機會があれば是非これを捕つておきたいと思つてゐたところ今囘本誌によつてその機會が與へられたことは私にとつてまことに幸ひな次第である。
慶應義塾大學文學部