唐招提寺の伽藍配置に就て
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概要
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律宗最初の寺院として、又不思議にも千有餘年殆んど火災なく過ぎて來た唐招提寺は、寧樂時代唯一の金堂を殘す寺院として極めて重要であるが、この寺の主要伽藍廻廊一廓の規模に關しては未だ確固たる説の發表されたものがなく、種々なる想像がなされてゐる、私は先年堂塔配置實測の結果後に述べる様に唐招提寺と雖も何等特殊な形式をもつていたものでないことを發見した。かなりに古い原稿で不完全なものであるが以下私の考へる處を述べやう。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1934-04-15
著者
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