IT系企業におけるミドルリーダーの意思決定と実際行動のギャップについて(第5報告)
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概要
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本研究の目的は,IT系企業に従事しているミドルクラスのリーダー(以下ミドルリーダー)を対人専門職およびリーダーとしての2側面からワークストレスと職場環境要因の関係を探ろうとするものである.意思決定された意思とその遂行の間にギャップが存在している.また,役割と実際行動の間にもギャップが存在する.これらのギャップとストレスの関係に視点を当てた研究はまだあまり見受けられない.そこで本研究では,IT系企業に従事しているミドルリーダーを中心に,彼らがどのようなストレスに晒されながら日々の意思決定や役割の遂行を行っているのか,ワークストレスの視点から実証的に検討するためにアンケート調査を実施した.まず検討する視点として,第1に意思決定そのもののストレス,意思決定とその遂行の間にギャップが存在した場合について検討した.第2に役割に対するストレス,役割と実際行動の間にギャップが存在した場合について検討した.第3に職場の環境要因とそれぞれのストレスの間の関係を検討し,次いでストレスの強調要因や緩衝要因の関係となるものの存在を検討した.本研究での検討が組織運営の際の指針やミドルリーダーの人材育成の参考になればと考える.
- 2009-10-23
著者
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