外来通院している思春期小児がん患者の自己効力感と健康行動
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概要
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小児がん患者の健康行動遂行の支えと考える自己効力感(以下SE)の特徴と健康行動(療養行動と健康習慣)との関連を明らかにするため、外来通院している10〜15歳の小児がん患者36名に質問紙調査を行った。対象は、平均12.42±1.53歳、血液腫瘍77.8、SE総点は48点中平均40.47±4.37点であった。SE総点と対象の療養行動、健康習慣総点との間に相関は見られなかった。SE項目ごとに見ると、健康行動では、感染予防行動の実行度が高いほど、生活リズムに関連する健康習慣が良いほどSE項目得点が有意に高かった。健康習慣と感染予防行動実行との相関や療養行動間の相関も見られた。以上より、SEは健康行動遂行の支えとなりうると考えられ、SE向上に向けた家族支援,感染予防行動や良い健康習慣の維持への看護援助の必要性が示唆された。
- 2007-09-20
著者
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