血液・腫瘍疾患患児の母親のノーマリゼーション状況に関する研究
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概要
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本研究は、血液・腫瘍疾患患児の母親のノーマリゼーション状況を明らかにすることを目的とした。対象は外来通院する小中学生の血液・腫瘍疾患患児の母親16名であった。母親に対して、子どもへの接し方、家族、地域・学校・社会生活、子どもへの病気の説明について半構成的面接を行った。全データを<病気の意味付け、病気・状態の受容状況> <子どもの存在の認知状況> <家族生活や地域社会生活の認知状況> <病気の影響の認知状況> <ノーマリゼーション・マネージメント行動の状況>の5つの視点から分析した。その結果、以下のことが明らかとなった。1)血液・腫瘍疾患患児の母親のノーマリゼーション状況は、<ノーマリゼーションモデル> <移行期><拒否> <非ノーマリゼーション> <否認>の5つのパターンで示された。2)病気・状態を受容するということがノーマリゼーションの最も重要な要素であった。
- 1999-12-20
著者
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