東アジア近代教育比較史の可能性探索のための試論 : 植民地期朝鮮の普通学校、書堂、各種学校と近代日本の小学校、各種学校(教育研究における東アジアの歴史認識,特別課題研究III,発表要旨)
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概要
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本課題研究は日・韓・中の教育について歴史的方法で研究している会員を中心に、教育学における東アジア認識の問題点をさまざまな角度から明らかにすることを目的に活動し、この夏で3年目を終了する。一昨年夏の大会ではイ・ユンミ教授(韓国・弘益大学)を招いてシンポジウムを行い、日本・中国・韓国に通じるような西欧近代化と異なる歴史の認識がありうるのかが議論された。 昨年度は中国・華東師範大学および東京大学において華東大学の研究者との教育史認識についてのシンポジウムをおこない、グローバリゼーションと教育、道徳教育の史的検討、「個性」概念などについて交流し、さらに、夏の大会では北京師範大学教育学院・孫邦華教授を招いて、「中国教育の近代化過程における中国化とアメリカ化、ヨーロッパ化の争い」の報告を受け、討論を行った。 これらを通じて、研究関心やアプローチの異動などを含めたアジア教育史認識についていくつかの重要な知見を得ることができた。本大会では、これまでの研究をまとめるような総合討論と今後の課題を提起したい。
- 日本教育学会の論文
- 2009-08-12
著者
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