中学生による証明問題の解決ストラテジーの特徴について
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概要
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本研究の目的は,中学生による証明問題の解決ストラテジーの特徴を検討することである.一見証明問題の解決に成功しているともなされる中学3年生のペーパーテストの解答を分析し,証明問題の解決ストラテジーの特徴を探った.その結果,一見証明問題の解決に成功していると見なされる中学生は,自分の「わかりそうな部分」や「できそうな部分」から証明を行い,結論を導く決定条件も単一的かつ固定的に検討するという解決ストラテジーを用いていることがわかった.また,この結果から,証明コンピテンシーの中間領域の診断方法について論じた.
- 上武大学の論文
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