本論分は,先きに発表した「ベルクソンの哲学的生命観I」に続くものである.その「哲学的生命観I」では,ベルクソンの生命論を考察する前に,ベルクソンが哲学というものをどう捕らえているか,を理解しておくことが必要であるということから,ベルクソンの哲学間が論述された.全論文に続いて,本論分ではベルクソンの哲学的生命観について論及する.
慶應義塾大学理工学部
慶應義塾大学