なぜ意志は知性から区別されるか : 誤謬論の一側面
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概要
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はじめに(1) 模写説は誤謬を説明しえないこと(2) 模写説においては、意志によって「不正行為」が説明されること(3) 「目的」に関しては「意志」が明確には区別されないこと(4) ドゥンス・スコトゥスにおいて意志はもともと区別されるものとして考えられていること(5) キリスト教的思惟における「目的」と「手段」(6) ドゥンス・スコトゥスは「目的」に関しても意志を明確に区別したこと(7) デカルトにおいて意志と知性が区別される中で「誤謬論」が成立したことPlaton constructs the theory of error in his `Sophistes' in order to catch the "wrong in knowledge" And Aristotle considers willingness and unwillingness in his Vicomachean Ethics' in order to catch the "wrong in behavior". In this paper, I research the problem 'why will is to be distiugished from intellect' starting from Aristotle, through Duns Scotus, to Descartes.
- 慶應義塾大学の論文