1870年のCharles Dickens : The Mystery of Edwin Droodの考察を通して
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概要
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The Mystery of Edwin Droodは作家の他界により未完に終わったディケンズ15番目の長篇小説である。クロイスタラム(ロチェスター)大聖堂の聖歌隊長という地位にありながら、ロンドンの阿片窟に出入りする阿片常習者であるとともに、甥工ドウィン・ドルードをクリスマスの日に殺害してまで、その許嫁ローザ・バッドへの偏執的愛を実現させようとする主人公ジョン・ジャスパーの人間像と生の軌跡の分析を通して、それに投影されている大作家という名声の輝きの下で苦闘と不安の軌跡を描き続けたディケンズとの関わりを考察することを目的としている。
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