1960年代の同志社生協の可能性 : 洛北生協設立の文脈
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概要
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論説1960年代、躍進期にある同志社生協は地域生協づくりに取り組んだ。その背景には、値上げ問題への対処をめぐって、生協の民主性を問う組合員の批判的な声と、待遇改善を求める職員との声の矛盾があった。そうした矛盾を、1つステージアップした形で解決する方策として提示されたのが大学生協の連合化であり、その延長に地域生協づくりがあった。本稿では、その地域生協づくりの意義を、同志社生協を取り巻く環境に即して多元的に考察した。