高齢者にもより聞き取りやすい放送音声サービスをめざして(五感メディア,映像/音声サービスの品質,ネットワークの品質・QoS制御,次世代ネットワークアーキテクチャ,仮想空間におけるユーザコミュニケーション,一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高齢の視聴者の方から放送番組に対して,背景音のレベルなどに関して,苦情が寄せられることがある。NHKでは,急速に進む高齢化社会を見据え,この課題に取り組んでいる。高齢者にとって背景音のレベルが適正に調整できるように番組制作支援を行うため,最小可聴値の加齢による上昇に関する調査データとラウドネス(音の大きさ)の客観測定を利用した機器の開発を行っている。また,両耳で聞く場合に周囲の音から注目する人の言葉を聞き分けることができるという人の能力に着目し,背景音および単音節・単語の方向(前・横・上)別の聞き取り実験による高齢者と若年者の聞き取り傾向の違いから,背景音から音声を聞き分ける高齢者の能力に関する基礎的な調査結果について述べる。
- 2009-09-03
著者
関連論文
- ラウドネスレベルを指標とした音声ミクシングバランスに関する研究(音声,聴覚)
- ラウドネスを指標とした音声ミキシングバランスに関する調査(福祉と知能・情動・認知障害,福祉と音声処理,一般)
- MPEG-2 AACオーディオ符号化の2チャンネルステレオ主観評価
- 携帯端末向け放送用音声符号化方式オプションのAAC+SBR音声の品質
- 高齢者にもより聞き取りやすい放送音声サービスをめざして(五感メディア,映像/音声サービスの品質,ネットワークの品質・QoS制御,次世代ネットワークアーキテクチャ,仮想空間におけるユーザコミュニケーション,一般)
- 高齢者にも聞きやすい放送番組の音量バランス客観評価技術 : 聴取音量の影響による高齢者が知覚する放送番組背景音の大きさについて
- 残響を手掛かりとした音像距離判断の周波数依存性の検討
- AACオーディオエンコーダの音質改善手法の検討(デジタル放送受信技術および一般)
- スピーカアレイを用いたリアルタイム立体音像提示システム
- AACオーディオ符号化における量子化ステップ切り替え法の検討
- AAC オーディオ符号化における MS ステレオ割当て法の検討
- 2-3 オーディオ符号化における聴覚情報と符号化音質の検討
- 22-5 MPEG-2 AACステレオ主観評価試験とその結果
- ラウドネスを指標とした高齢者が知覚する放送番組背景音の大きさについて
- ラウドネスを指標とした音声ミキシングバランスに関する調査(福祉と知能・情動・認知障害,福祉と音声処理,一般)
- ラウドネスを指標とした音声ミキシングバランスに関する調査(福祉と知能・情動・認知障害,福祉と音声処理,一般)
- ワンセグ及びメモリオーディオの音質評価(音響配信及び通信における音質変化とその評価)
- 4-5 高齢者の聴力を考慮した放送音声サービスの基礎検討(第4部門 ヒューマンインフォメーション)