培養バッグを用いた簡便かつ効率的なモノクローナル抗体の生産
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概要
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動物保護の観点から,腹水化が困難となりつつある現状において,ハイブリドーマからMAbを多く得るためには,無血清培地による大量培養もしくは高価な培養容器などを用いる必要がある.そこで,著者らはガス透過性を有するポリエチレンフィルムで成型された培養バッグでハイブリドーマを培養することにより,培養フラスコに比べ,安価かつ簡便に高収量のIgGを得ることができた.このときのIgG産生は,フラスコ培養の48.7μg/mlに対し,バッグ培養では79.2μg/mlとおよそ1.6倍強の高いMAbが得られた.
- 社団法人日本生物工学会の論文
- 2009-09-25
著者
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吉田 芳哉
株式会社シマ研究所細胞科学センター
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関根 俊昭
株式会社シマ研究所細胞科学センター
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鈴木 小城
株式会社シマ研究所細胞科学センター
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木下 博保
株式会社シマ研究所細胞科学センター
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橋本 正勝
株式会社シマ研究所細胞科学センター