OFDMにおける誤り訂正符号のパンクチャリングとパイロット信号の挿入に関する検討(一般/LDPC符号セッション,LDPC符号,一般)
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概要
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本稿では,OFDM無線通信における可変のマルチパス遅延に対処する手法を提案する.OFDM送信機ではNサンプルから成る信号ブロックを入力する逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)が用いられるとき,この入力ブロックのM個のサンプルを制御サンプルとして利用し,IDFT出力ブロックの末端のM個のサンプルが固定パターンのパイロットシーケンスとなるように制御サンプルを設定する.このIDFTブロック内のパイロットシーケンスは,マルチパス通信路が巡回畳み込みとして動作するように作用し,制御サンプル数を可変することにより可変のマルチパス遅延に対処することができる.この可変処理が,ブロック同期タイミングに影響を及ぼさないことに特長があり,このことが,通常のOFDMにおけるサイクリックプレフィックスとの相違点である.
- 2009-09-22
著者
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