大規模集約型ストレージシステムにおけるボリュームの性能排他を実現するハードディスク装置の性能分割制御方式の提案とランダムアクセス特性の評価(コンピュータシステム)
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概要
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大規模集約型ストレージシステムは,記憶容量の有効利用,運用管理の一元化のメリット等から,企業向けのシステムにおいて,広く利用されている.大規模集約型ストレージシステムには,複数の計算機を接続するため,各々の計算機からアクセスが発生すると,ハードディスク装置などのリソースでアクセスが競合し,各計算機に割り当てられたボリュームの性能が変動する.このため,各計算機でのボリュームの性能を見積もることが極めて難しい.本論文では,ハードディスク装置において性能分割制御を行い,その分割単位の組合せによりボリュームを構成することで,大規模集約型ストレージシステムにおけるボリュームの性能変動を回避するための性能排他を実現する。精度高く,ボリュームの性能排他を実現するには,ハードディスク装置の性能分割制御の精度が課題となる.そこで,本論文で提案する性能分割制御方式ついてハードディスク装置を用いたプロトタイプの実験を行い,ランダムアクセス時の性能分割精度を評価する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-12-01
著者
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兼田 泰典
日立アメリカSANソリューションラボラトリ
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兼田 泰典
Hitachi America, Ltd. SAN Solutions Laboratory
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蔀 秀久
Hitachi America, Ltd. SAN Solutions Laboratory
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蔀 秀久
Hitachi America Ltd. San Solutions Laboratory
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