G18 初心者に適したユーザビリティ評価手法の研究(デザイン評価、感性工学,「想像」する「創造」〜人間とデザインの新しい関係〜,第56回春季研究発表大会)
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概要
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現在、企業では、ユーザーインターフェース開発者のような、ユーザビリティ評価の初心者がユーザビリティ評価を実施するという現状がある。そこで、本研究はユーザーインターフェースのユーザビリティ評価において、初心者に適したユーザビリティ評価手法を提案することを目的とする。研究方法は、まず、評価の初心者にインスペクション法でユーザーインターフェースの評価を行なってもらう。次にその評価結果を分析し、評価手法を改善することによって、初心者に適した評価手法を提案する。評価実験は、携帯電話の評価(第1回)とWebサイトの評価(第2回)を実施した。評価結果とビデオ撮影による評価風景の記録から、初心者に適した評価手法を提案する。提案内容を以下に示す。ヒューリスティック評価では、評価指標の理解不足と対象ユーザーの確認不足を解消するため、対象ユーザー・評価指標の項目・評価対象の3つの関係性を確認するシートを提案する。また、タスクと対象ユーザーとの関係性を示した情報を追加するという作業、関係性を示した評価シートを提案する。
- 2009-06-20