進路指導の専門性が進路相談状況に及ぼす効果
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概要
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本研究の目的は、進路指導の専門性が進路相談状況にどのような効果をもたらしているかを明らかにすることである。この目的を果たすため、中学生の教師を対象にして調査した。その結果、次の点が明らかになった。(1)カウセリングの専門生と進路指導の専門性の関係が深い。(2)現職研修に参加した教師は、校内研修にも参加していた。(3)進路相談の実施率は、授業・研修参加の度数が多いほど高い。(4)進路相談の内容は、授業・研修参加の度数は多いほど「長期にわたる人生設計について」が総体的に多かった。逆に、度数が少ないほど「さし迫った上級学校や職業の選択について」に集中していた。(5)進路相談に用いる資料は、授業・研修参加の度数が多いほど種々用いられていた。逆に、度数が少ないほどあまり用いられていない。
- 日本キャリア教育学会の論文
- 1985-03-31