日本語児による格助詞に基づく文理解に及ぼす述語前置の効果とワーキングメモリ容量 : かきまぜ文の理解から(人間の言語処理と学習)
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概要
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本発表では,幼児が格助詞の情報に基づいて文を理解することができるためには,述語入力時まで格助詞の入力情報を保持することができるだけのワーキングメモリ容量の発達が必要であるということを論ずる.その際,かきまぜ文と,述語を前置させたかきまぜ文(述語前置型かきまぜ文)の理解に関する実験を行い,ほとんどの幼児がかきまぜ文を誤って理解するが,述語前置型かきまぜ文については,ワーキングメモリ容量が発達している幼児においてのみ正しく理解できることを示す.
- 2009-07-11
著者
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