垂直磁気記録システムにおける浮遊磁界耐力の向上 : 消去スポット位置の解析(ヘッド・媒体及び一般)
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概要
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垂直磁気記録システムに磁界を印加した条件で記録再生特性を評価し,浮遊磁界によるデータ消去の問題の解析を行った.単磁極ヘッドと2層記録媒体を用いる垂直磁気記録では,トラック幅方向の面内磁界が顕著なデータ消去を発生させること,この浮遊磁界によるデータ消去は記録動作により加速されることを明らかにした.浮遊磁界が集中してデータ消去磁界を発生するヘッドの箇所を特定するために,ヘッドのスキュー角を変化させながら記録再生動作を行い,データ消去位置を2次元マッピングする手法を開発した.この解析結果に基づき,新しく「コーナーステップ形状」と名づけたヘッド構造を提案し,垂直磁気記録における面内方向の浮遊磁界耐性を大きく改善できる指針を得た.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2009-07-09
著者
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