マクロ経済インバランスとサブプライム金融危機(<特集>サブプライムローン問題)
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概要
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住宅ブームとその後の金融危機をもたらしたマクロ的な要因として,米国への過剰な資本流入を伴うグローバル・インバランスと米国中央銀行による金融緩和の長期化が挙げられる.ただし,いずれも単独では住宅ブームとその後の金融危機を引き起こすには不十分であった可能性がある.この2つの要因と金融危機前までの米国経済変動の変遷をデータで確認しながら,マクロ経済環境や政策のどのような組み合わせが背景となり危機が発生したのかという点を整理してみたい.
- 2009-10-01