20世紀初頭におけるバーミンガムの住宅政策とイギリス都市計画運動 : J・S・ネトルフォールドの活動と思想
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概要
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This paper aims to demonstrate the activities and ideas of J.S. Nettlefold in the areas of housing policy and town planning, and his role in the British town planning movement at the beginning of the 20th century. As chairman of the Housing Committee of Birmingham City Council, Nettlefold took a stance against slum clearance and municipal house building, and repaired unsanitary houses in the city centre under Part II of the Housing of Working Classes Act, 1890. At the same time, Nettlefold advocated the introduction of a German-style town extension plan under the influence of T.C. Horsfall's book and from his own experience from visits to German towns. In the report to the city council in 1906, Nettlefold proposed town planning and municipal land purchase in the suburbs to prevent the creation of future slums, and the city council approved his motion for a national legislation. It was Nettlefold who popularised the term 'town planning' in Britain. Thus Nettlefold, in collaboration with the garden city movement, played a unique role in the British town planning movement until the enactment of the Housing and Town Planning etc. Act, 1909.
- 社会経済史学会の論文
- 2007-03-25
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