成人型Niemann-Pic病一症例の脾脂質について
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概要
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成人型Niemann-Pick病の一症例について手術的に摘出した脾の脂質を分析した。組織乾燥重量あたりの脂質量は22.4%,リン脂質はその63.7%,Sphingomyelinはリン脂質の60.5%を占めた。Sphingomyeilnの構成脂肪酸ではC_<16-0>が最も高率を示した。脂質蓄積症がうたがわれるさいには組織脂質のシリカゲル・二段展開薄層クロマトグラフィーによる化学的鑑別がきわめて有用であることを強調した。