^<133>Xeによる乳癌術後上肢の静脈血流状態の観察および筋血流量の測定
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概要
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筆者はLassenら('64)の^<133>Xeクリアランス法による骨格筋血流測定法にもとづき,シンチカメラを用いて,おもに乳癌術後患者を対象とし上腕の血流状態を検討し,浮腫との関係を調べた。実施方法は次の3種である。(1)阻血(ischemia)+運動負荷,あるいは,阻血+ヒスタミン混注による前腕の最大筋血流量からみる方法。(2)上腕の^<133>Xeピーク出現状態をみる方法。(3)シンチフォトにより前腕注入部位,および,上腕の静脈血中の^<133>Xeの分布を像としてとらえる方法。その結果上腕の血流状態を知るには,(2)と(3)の総合判定が良い方法であることがわかった。しかし,これらの結果と浮腫との間には,必ずしも直接的な相関性はみられなかった。
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