カルバミル化合物の水解と合成
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概要
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諸種カルバミルアミノ酸のうち,カルバミルアスパラギン酸はウラシルの前駆物質としてアスパラギン酸から,またチトルリンは尿素生合成の中間物としてオルニチンから生成され,カルバミルβ-アラニンはウラシル分解代謝産物の一つであることが知られている。私はさきに細菌におけるピリミジン代謝についての実験成績を発表したが,このたびはラットの諸臓器を用いてカルバミルアスパラギン酸,カルバミルグルタミン酸,カルバミルβ-アラニン,カルバミルイソセリン,チトルリンについて,それらの水解および合成の特殊性を実験したのでその成績を報告する。
- 千葉大学の論文