結核性肋膜炎膜腹炎の際の十二指腸並びに小腸のX線学的研究
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概要
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著者は結核性肋膜炎,腹膜炎の際の十二指腸並びに小腸の機能的変化の有無を検索する目的を以て,腹臥位のX線写真に依り十二指腸空腸廻腸の直径値の測定を行い,併せて胃型十二指腸の形態廻盲部のX線学的検査並びに既往結核症「ツ」反応腹部自覚症,体重,便通等臨床的諸検査を行つた。検査症例は結核性肋膜炎18例,腹膜炎5例,肋腹膜炎7例,合計30例で,猶十二指腸の特有なX線像は胃癌,胃潰瘍,十二指腸潰瘍,胃下垂症合計114例の対照例と比較観察を行つた。其の成績は以下の如くである。
- 千葉大学の論文