戦後腸内寄生虫症猖獗を極めて居る実態にあるが,千葉地方に於ける其の実態を研究し,且つ又特に感染様式を検討すべき目的を以て,著者は昭和21年より昭和28年に到る国立千葉病院内科外来及び入院患者に就いて,併せて昭和27年度及び28年度に亘り大原町中学校生徒に就いて,更に昭和26年度より27年度に亘り大原町住民に就いて之を実施した。
千葉大学医学部石川内科教室