腐敗細菌によるアミンの分解に関する研究(第II報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
腐敗菌のなかにはアミン類を強力に酸化分解し得るものが少なくないこと,この分解は静止菌によつても行われる事及び分解が適応酵素系により行われ,分解に伴う酸素消費量よりすればアミン類は殆んど完全に分解され,これに共軛してOxidative assimilationが起る事等を第I報に於いて明らかにした。然し腐敗菌によるアミン類の分解が腐敗中にみられる種々の物質変化,特にアミンの生成蓄積にどのような又どの程度の意義を持つているかを考察する上には,各アミンが腐敗菌によつて如何なる経路に従い分解されるかという代謝経路についての知識,且つ又これらアミン分解酵素が大体いかなる性質をもつかについての知識が必要であるのでそれらについて検討した。
- 千葉大学の論文
- 1955-01-28
著者
関連論文
- 13. 食品中に於けるコンテロトキシンの血清学的検出法に関する研究(第422回千葉医学会例会 衛生学公衆衛生学教室連合会)
- 腐敗細菌によるアミンの分解に関する研究(第II報)
- 腐敗細菌によるアミンの分解に関する研究(第1報)
- Proteus morganiiのhistidine decarboxylationの特異性について (第1報)