結核特殊診斷法に就て
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概要
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結核が逐年其勢を逞くしつヽあるは信據すべき統計の示す所にして誠に寒心に堪へざる所なり、而て之が蔓延を未然に防禦し撲滅を期するには一般に確實なる早期診斷を下す事緊要事の一に屬す。結核の診斷法としては理化學的及び細菌學的檢索ありと雖も、初期に於ては確診を下すに困難なる場合少からず、結核特殊診斷法の應用は如此場合にあたり始て其効果を發揮す可きものなり。
- 京都府立医科大学の論文
- 1913-03-10
結核が逐年其勢を逞くしつヽあるは信據すべき統計の示す所にして誠に寒心に堪へざる所なり、而て之が蔓延を未然に防禦し撲滅を期するには一般に確實なる早期診斷を下す事緊要事の一に屬す。結核の診斷法としては理化學的及び細菌學的檢索ありと雖も、初期に於ては確診を下すに困難なる場合少からず、結核特殊診斷法の應用は如此場合にあたり始て其効果を發揮す可きものなり。