発話連続にみるポライトネス : 映画の会話場面の分析から
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概要
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本稿はBrown & Levinson のポライトネスをもとにアメリカ映画の会話を分析するものである。映画のシーンから「依頼-応答」など隣接ペアを含む会話を抽出しデータとした。分析の結果、1)ポライトネスは相対的、かつ動的な現象であること、2)話者交替を重ねることによりポライトネスの実現が図られること、3)先行連鎖がFTA 回避行動として機能していることが分かった。
本稿はBrown & Levinson のポライトネスをもとにアメリカ映画の会話を分析するものである。映画のシーンから「依頼-応答」など隣接ペアを含む会話を抽出しデータとした。分析の結果、1)ポライトネスは相対的、かつ動的な現象であること、2)話者交替を重ねることによりポライトネスの実現が図られること、3)先行連鎖がFTA 回避行動として機能していることが分かった。