企業における製品イノベーションのプロセスと持続的競争優位(第1報告,第4セッション【イノベーション】,日本企業の経営実践と経営教育)
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概要
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本報告では、企業が持続的競争優位を構築するために、製品イノベーションのプロセスをどのようにマネジメントすべきかを議論する。とりわけ、企業のいわゆる既存事業と、新たな製品イノベーションの実現を目指す新規事業やプロジェクトとの関係性に着目する。企業が既存事業の展開において培ってきたさまざまな資源(技術や知識など)は、企業固有の資源として、その後の競争優位構築の源泉となることが多いと考えられる。したがって、企業は新たな製品イノベーションを遂行するにあたり、それらの資源を新規事業やプロジェクトにも活用することを考えるであろう。つまり、既存事業は製品イノベーションのプロセスに対し、企業固有の資源のいわば供給源という立場で接点を持つことになる。ところが、両者がこのような関係にあるがゆえに、製品イノベーションのプロセスが停滞する可能性も一方で指摘できる。そうした停滞リスクがあるなかで、企業は継続的な製品イノベーションの実現のため、そのプロセスをどうマネジメントするか。理論的・実証的見地から考察を加える。
- 2009-06-26
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