みずから変化し動けるミドルの育成 : 管理者ではなく、ファシリテーター型ミドルを育てる(第2報告,第5セッション【管理者教育】,日本企業の経営実践と経営教育)
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概要
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激変する経営環境に企業が対応するには、企業活動の原動力たるミドル層が、自ら変化し、動けることが必須であり、その役割も管理者からリーダーに変わってきている。このような管理者をファシリテーター型ミドルと呼称した。ファシリテーター型ミドルを育成するには、教育では育たず、課題解決の過程において、上司とともに共育することがもっとも有効である。その為には、設定される課題そのものを、ありたい姿を実現する為の課題として、一緒になって考え、共に役割分担していくことが必要となる。mustな課題をwillに翻訳していくことが肝要である。そして、課題解決のプロセス全体において、部下にプラスのエネルギーを注ぎ続けることで、人は育つ。人それぞれの能力を信じ、そして、活躍の場を与え、達成するためのエネルギーを与え、失敗も成果の一つとしてポジティブに受け止めることで、人は凄い力を発揮し成果を出す。この過程を経験することで、ファシリテーター型ミドルは育つ。
- 2009-06-26