RFe_2O_4の電荷秩序による強誘電性(最近の研究から)
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概要
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三角格子混合原子価系であるRFe_2O_4はFe^<3+>上に電子の規則配列(つまりFe^<3+>とFe^<2+>の規則配列)が出現する.この電荷秩序構造は電気分極を持ち,その長距離秩序でこの物質の強誘電性を説明できる.これは電子の濃淡が局所的な電気分極の起源となる新い強誘電体である.このため今までの強誘電体に無い特徴を持つ.電荷秩序の起源は三角格子上にある鉄イオン間の電荷のフラストレーションにあり,この発見は固体電子の強相関性が示す電子相の新たな機能を示している.
- 2009-07-05
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