介護過程の教育方法 : モデルを活用した授業展開
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概要
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カリキュラム改正では、介護過程の教育時間数が150時間に規定がされた。改正以前には、介護過程の教育時間数の規定はなく、30時間を当てて介護過程の展開方式を教授していた。そこで、増加変更される授業内容の展開に先がけ、現在行なっている介護過程の教育効果を、学生の介護過程展開力をもとに測定し評価した。結果、介護実習時の受け持ち対象をモデルとした授業演習は、対象のイメージが描きやすく、介護過程展開方法を習得するために効果的な教育媒体であった。また、介護過程展開記録の反復記載を行った学習方法は、学生のアセスメント能力の向上と介護過程の展開方式を身につけることができた。しかし、一部の学生に対しては、これらの教育方法の効果が少なかったので、今後の教授方法へ向けた課題を整理する。
- 高田短期大学の論文