保育実習自己効力感尺度作成の試み(人文・社会科学系)
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概要
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本研究では、首都圏の一短期大学の保育士養成コースにおける保育実習生の自己評価を基にアンケート調査の項目を収集し、保育実習における自己効力感尺度を作成した。保育者効力感尺度は三木・桜井(1998)が作成しているが、本研究・では保育実習を通して学生の自己効力感がどのように変化するかを明らかにし実習の効果を検討するために、実習生の課題意識を細かく拾って保育実習生の自己効力感尺度を作成した。作成した保育実習自己効力感尺度は、積極的な実習態度、ストレス対処、事前準備、保護者との関わり、環境や教材の工夫、子どもとの関わりの6因子構成である。研究・において保育者効力感尺度との比較を試みた。その結果、保育実習自己効力感尺度は、保育実習生の自己効力感の変化の内容を探る上で有効な手段になり得ることが示唆された。
- 2009-02-25