12-1 千葉市化学消防艇「まつかぜ」について
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概要
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本艇は千葉市消防局所属の総トン数35トン(旧トン数約59トン)の化学消防艇で,千葉港及び東京湾平水区域において,次の目的で使用するものとして計画された。(i)海上におけるタンカー等の火災及び沿岸の油槽施設,建造物等の火災に対する迅速な消防活動(ii)消防自動車への大量の送水作業(iii)海上における人命救助作業(iv)浸水船等の救難,排水及び曳航作業(v)流出油等の海面処理作業当センターは,千葉市の委託により,昭和57年7月〜9月にわたり基本設計を行うとともに,昭和58年度においてその建造監理を行った。本艇は,横浜ヨット株式会社に落礼後,基本設計をベースに詳細設計が行われ,昭和58年8月25日起工,同年11月30日進水,昭和59年2月16日竣工し,その船名を「まつかぜ」と命名し,現在活躍中である。以下,本艇の概要について紹介する。
- 財団法人日本造船技術センターの論文
- 1984-11-15
著者
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