ネットワーク接続された複数台の計算機による聴覚ディスプレイ(マルチメディア処理)
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概要
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人は,音の方向や距離,残響などの空間的な音情報を聴覚で知覚することで,その臨場感を感じている.このような人の特性に基づき,より多くの情報を効率的に提示するため,VRの分野ではマルチチャネルスピーカを用いて空間的な音情報を提示し高い臨場感を提供する様々なシステムが開発されてきた.しかし,現在までに開発されてきたシステムの多くは,専用の機器やインタフェースに多くのコストを必要とする傾向がある.また,それらのシステムにおけるコンテンツは,作成した音声データをそのまま提示する手法が多く,動的な音の提示や音量の変更などのインタラクティブな音の表現の自由度が低い.本研究では,一般的に普及した情報端末であるPCが複数台存在する環境を用いることで,低コストでインタラクティブな音の空間を提示可能なマルチチャネルスピーカシステムを開発し評価を行った.
- 2009-06-01
著者
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